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続・コンセプト楽器


 以前「ヴィオラの可能性を追求する!」をコンセプトに小型のヴィオラを製作し、『コンセプト楽器』として紹介させて頂きました。(詳しくは、コラム『コンセプト楽器』をご覧ください)

 その後、この『コンセプト楽器』は様々なアプローチで調整を繰り返しました。

 楽器は、本体の作りだけでなく、駒、魂柱、テールピース、弦、顎当て等、楽器に触れているすべての物が少なからず音(振動)に影響します。

 「良い音」というのは主観的なものです。そのため、私は「良い音を追求する」というよりも、どちらかというと「音を変化させるための引き出しを一つでも多く増やしたい」という考えでこの楽器の調整に取り組んできました。

 『コンセプト楽器』は見た目もアンティーク調に加工しました。基本的にアンティーク調の楽器は作っていませんが、「古く見せる加工」を勉強することで、新たに見えてくるものもたくさんあります。

 コンセプト楽器に完成はありません。これからも進化し続けます。

(この楽器は非売品ですが試奏は可能です。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。)


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